第一回exeゲームコンテスト 総評(レビュー)と主催(shota)選考の結果発表

はじめに

今回のexeゲームコンテストでは第一回特有なドタバタ(サイトの更新をリアルタイムでしないといけない、告知があまり伸びなくて心配、動画が遅れて日程も遅れる)がたくさんあったが、6作品5名の方に応募して頂くことが出来た。
私の配信もいろいろドタバタ(チャットを表示するかどうか、Gabahole.exeの謎解きがまさかの作者でもうまく行かないという事態に大混乱、poop.exeが頭おかしすぎて脳がやられる等々)がありその後疲れ果てたのか全くパソコンすら触りたくないレベルで気力というか作業する意欲を無くしていた。2019年も終わるギリギリで現在ようやくこのコンテストのまとめを執筆している。
配信中になんとか完成したので元日には公開できるはず!!!
急いで書いたのでまとまっていなかったり誤字があったりするかもしれませんが許してください!

今回の作品について全体的な感想

ぶっちゃけるとゲームシステムとかジャンルとかが思いっきり被る作品が出ると思っていたが、全くそんなことはなく、6作品とも全く毛色の異なる作品で驚いた。ほんとに被ると思ってたからびっくりだよ。
それぞれが思うexeゲームの形というものがそのまま表れたような、そんな気がする。
箇条書きでまとめるならこんな感じ、

・Gabahole.exe:謎解きメインなスタアイ.exeのような作品(キレイとは言ってない)
・poop.exe:Sonic.exeの謎翻訳のような文章とGumball.exeかあたまおかしいみたいな全く意味のわからないゲームの流れ
・Cute Kirby,exe:ロボットカウンセラーやThiscommnicationのようなkanogutiイズムのメタのような話とexe特有のグロテスク要素(というかリョナ?)
・QpQ.exe:プレイヤーに語りかけるタイプ、Ben.exeのようなブラウザ展開もあるよ!
・29T草.exe:個人的に近いのはK、他のストーリーのあるexeのような?
・shota.exe:Anime Novel.exeというか作者的にはDDLC?

私がこの辺に近いなと思っただけなので別に気にしないで欲しい。
また今回テーマというものがあり、「第四の壁を破るゲーム」というものだ。別に無視してもいいけどと前置きはしていたが思ってたよりテーマを使っていてビビる。自由に作ってよかったんだぞ!!(自由すぎるのあるけど!!)
ちなみにここでなぜこのテーマにしたのかを言うと、第四の壁と言うのはいわゆるデッドプールというかSCP-3999というかまぁそういう我々の方にまで語りかけて来るようなやつである。exeゲームというのもDo you want to play with me?やらYou shouldn’t have done that.やらウィンドウやらユーザーネームぶち込んでくるやら原典が原典なのでそういう要素が多い。sonic.exeがそもそもCreepypastaとして生まれたホラーでそれを元に作ったゲームからexeゲームというジャンルが始まった。とどのつまり原点回帰とかそういうやつである。


全体的な感想はここまでにして早速それぞれの作品について書いていく。上から目線でネタバレ沢山なので注意。
(ちなみに書くのが遅すぎてゲーム内容がうろ覚え)


Gabahole.exe

このゲームは名前の通りガバ穴ダディーメイン…というわけでもないがとにかく汚い作品なのでプレイする際は注意してほしい(今更)
unityとかgamemakerとかで作られてるのかなとか思っちゃってた。だって英語にもちゃっかり(?)対応しててGamejoltとかそれっぽいじゃない。まぁウディタ製だったんですけど。
ウディタの基本システム(RPGが作れるシステム)のままで制作されていたので雰囲気としてはスタアイ.exeシリーズが近いと思う。

起動するとダディーたちとGOがいるので話しかけると色々起きる。中身は伊尻を止めろというだけで伝わる気がする。一応ジュッセンパイヤーもいるが戦闘が始まる。一回目は死ゾ。
セーブファイルを利用して一度起動したらもう始められないというギミックは中々面白い。しかもそれが複数用意されている。私だったらデータの中にテキストを置いてそれで判定する。(これを書いた後に気づいたのだがCute Kirby.exeにも同じギミックがあった。なんてこったい)

またゲームフォルダの中に怪しいフォルダがあり、中にはパスワード付きzipがある。パスワードはマップを頑張って虱潰ししながらヒントや答えを入手して展開していく。なんかのゲームでもあった気がする(DDLCではない)。hotgooのリンクを貼ってはいけない(戒め
この謎解きの方がこのゲームのメインな気がする。
しかし謎解きが初見殺し過ぎる。パスワードを見つけて展開出来たはいいものの、中身のファイルが文字化け文字化け、まぁいつもの事だったのだが、DDLCで使われている手法をパクったらしくプレイしたことがない私は大混乱。ググって何とか解決しかけたものの、配信中何故か解読が上手くできないという事態に。多分当時私が01画像のデコードの設定をミスっていたのも理由なんだろうけど、その時いたDDLCマイスターなマヨネーズさんですら上手くいかないとか言うとんでもないこと。結局解決できなかったので一旦やめて残りのゲームをやってから再走する事になりました(半ギレ
再走する前に作者の方が画像を更新したバージョンをアップしていたのですが、あまりにも急ぎでアプデしたからかゲーム出力じゃなく開発中のフォルダそのまま入っててエディター実行ファイルとか諸々もぶち込んだままと言う面白い事に。当時は見なかったことにして進めました。
が、結局再走しても解読できず、作者から本文をもらうと言うオチ。ちなみに空手部の書き起こしでした。

次に戦闘イベントについて。あまりにもシビアと言うかこれ絶対作者から直接助言もらわないと無理な奴。第2ラウンドなんか本当に運ゲーなので祈祷力のない人は無理。普段運がガバガバな私だが、配信時はやたらと運がよく何とかなった。
エンディングっぽいマップも用意されている。イースターエッグみたいなもの。後書きとかパスワードのヒントとか色々ある。GOとは戦わない方がいい。
色んな所に極魔導みたいな隠し要素がちりばめられててほんと配信で苦労しました(全ギレ

どうでもいいがこれを書く配信では第四(章)の壁なんて言われてた。

 

poop.exe

PLiCyというツクールウディタunityHTML5WWAなんでもアップロードしてブラウザ上で遊べるというサービスで提供されている3つのゲーム制作ツールの一つ、Pli-Logというアドベンチャー作成ツールで作られている(説明長すぎワロス)。

まぁ名前からしてクソなのだが、ゲームの中身もクソである。BGMも頭に直接刺さる。
脈絡のない会話やら意味の分からないワードやらパワーワードやら普通に文法がおかしくて解読に困るような文章が満載である。作者曰く、原文の日本語もそもそもおかしいものにしている上でGoogle翻訳を使って適当に翻訳したらしく、そりゃそうなるわなという感想。

ゲームの流れ自体はシンプルなアドベンチャーで、なんか意味のわからん選択肢が出てきてどっちかが正解で不正解なら即ゲームオーバー、F爆弾とともに爆発落ちからの再スタートである。
再スタートなので最初から、つまりがめおべら前までは連打で戻らないといけない。
まぁクリアしても意味は分かることはない。分かってしまったら恐らくこの世のものではない。まさにpoop。

作者が応募コメントで「クソゲー()」なんて言っちゃってるので、まぁクソゲーという評価しかない。多分作者も望んでる。逆によくここまで書けたな俺。

 

Cute Kirby.exe

コンテスト応募の前に公開され、Luigikidさんとかにも動画にされちゃったスタアイちゃん謹製のexeゲームである。
起動してびっくりしたというか思い出したのだが、そういえばウディタはワイド画面とか1280*720サイズまで(以上になったのかな)に対応していたんだった。文字がすごい滑らかだとか、ほんとにウディタ触っていたのか!試しに入れてただろ!と思われそうなリアクションをしてしまった。

ゲームの内容はカービィを可愛がる(意味深)だけのゲームです。何も間違ったことは言っていない。いいね?
カービィの性別はどちらなのか配信時にも審議が過熱した。英語版では最初からheになっているのでわかりやすい。
可愛がり方も三種類用意されていて、ゲームが進むたびに反応が変わっていく。どんどんグロくなっていくしどんどん不穏になっていく。しまいには普通に殴ったりする。どっかで見たことある流れだな!!
スタアイちゃんはやっぱりリョナラーなのだろうか。スタアイちゃんのexeシリーズのアレコレ的にも。

前述の通りGabahole.exeと同じくセーブファイルによるリスタート禁止ギミックがある。こちらはセーブファイルの番号が666という念の入れっぷり。またピクチャアニメーションなどもなかなかに凝っており、ノイズも取り入れられていてプレイ中「あっ(察し」となってしまう事間違いなし。配信中にここでビビらせて来るでしょ絶対って思っちゃうレベル。暗転はいつもの。
ネタバレありって書いてるから思いっきり書くけど、カービィの正体は主人公の息子であり、大大大好きなカービィの姿に見えているというオチである。マキシムトマトとかは恐らく別の物。応募の時にもコメントに「虐待をテーマにしている」と述べており、叙述トリック的な何かで第四の壁を破ってくる。

配信の時に思い浮かべたけどあえて言わなかった記憶があるが、海外のとあるCM(怖いCMまとめとかに入ってそうなやつ)を連想した人も多いのではないかと。タイトルを覚えてないので頑張って探してください。


QpQ.exe

ブラウザでも出来るが、ダウンロード版をプレイしたのでダウンロード版基準で書いていく。
なんと珍しい(かもしれない)ティラノビルダー製のexeゲーム。画面の比率も珍しい比率。楽しもうね!!!!!!!!!!!!!!!!!!

何も起きないのでクリックしまくると何かが起きちゃうってやつ。ゲームページがネタバレの宝庫です。本当にありがとうございました。
クリックしまくると不穏な空気になり、さらにクリックするとちょっとびっくりする。てかしろ。してください。
さらにクリックするともっとやばい事になる。最終的に「はい」しか選べないメッセージが出てくる。
メッセージを飛ばしすぎると「ちょっと待ってなんか違ったよね今!」ってリアクションになること確実。急に変わるんだもの分かんねーよ!!
ピーーーーーとかしないでください耳に来るので驚きます。

そこから先はもう滅茶苦茶や。あぁ^~負荷が高まるぜ。ティラノビルダーのブラウザ機能っぽいやつで沢山ウィンドウが開かれる。中身はyoutubeで今更QpQ.exeの遊び方動画が出てくる。今更過ぎる。
ウィンドウを何とかしてさらに連打するとやっとゲームが終わる。最後の選択肢までちゃんと文章はあるので選択肢はどっちも見ようね。

 

29T草.exe

ツクール2000のexeゲームは初めてだと思います!(Touhou.exeがXPでそれ以外は基本VXaceが多め)配信の時にフルスクリーンで解像度滅茶苦茶になるのでいろいろと大変だった!!
ジャンルとしては戦闘も無いのでアドベンチャーになるんじゃないかな。マルチエンドだし。

急によくわからんマップに放り出される。まぁいつものだね。
マップが結構広いが道が引いてあるのでそれに合わせて進んでいけばよい。がやっぱり探索したくなる実況者の性。また住民がいるがネガティブなセリフばっかりでこっちまでネガティブになるよ。あとあんまり調べすぎると急に来るよびっくりしてたね(アーカイブ見た)
住民とともに第一印象がカボチャな謎のオブジェクトに触れるとガメオベラ。触れたくなるからしょうがない。(こちらもふりーむの粋な計らいでびっくりのネタバレバッチリである)

ノイズがものすごい地帯があり、配信中はエンコードをすごい気にした。
その場所でなんかよく分からん矢印っぽいのが二つあり、その間を通ると詰みです。

結構進むといきなりよくわからんモンスターが表れて普通にビビる。
この前にアイテムを拾っておくと、モンスター助けができる。ないと死ゾ。(ちなみにエンディングになる)

最後までやった感想として配信でも言ってたはずなんだけど、Into the Gloomに似ているようなそんな気がする。現実とはまた違う世界で現実には科学者がいるし。
exeとして終わらせるよりは長編として出しても良かったんじゃないかなとも。

 

shota.exe

マヨネーズ野郎(失礼)がなんかちゃちゃっと作りやがった私をネタにしたやつ。ちなみに以前も作ってる。一発ネタで。
以前作ったシステムを使いまわしてアドベンチャーゲームにしている。まぁ作者的にはDDLCが近いんでしょう。多分。やってないから分からないけど。

で内容は幼馴染と久しぶりに遊ぶ約束をしててんやわんやするというもの。王道ですね!(適当
選択肢とその数が多めなのでセーブ必須。かと思ったら実は展開にはそこまで関係がないみたい?その場でのセリフが変わるだけで展開が変わるわけでもない?
何かと引っかかるポイントがあったが、恐らく長編になると回収されちゃうやつだと思う。

最後まで進めると急に不穏になる。どんな感じに不穏になるのかと言うと…。ネタバレあるとは言いつつここは実際にプレイするとか動画見てもらった方がいい気がするのであえて言わない!さよならを教えて!!
コメント曰く「exe特有のホラーがあるわけではないけど、ヤンデレは好きでしょ?」
いやそうでもないから!!!プレイするの俺だけじゃないから!!!

因みに最初に主人公の名前を決めるよう言われるが、どうあがいてもshotaである。どこぞの何とかルーンみたい。ちなみに空白は許されない。間に入れるのは許される。
配信時は普通にshotaと入力したので通常とは違う文章がいきなり出てくるハプニング。本当にshotaですかとかいきなり言われたら困る!!
因みに本当にshotaなのか動画で最後の展開が変わる。
本当にどうでもいい事だが幼馴染のグラフィックは恐らく一定の層に突き刺さる(突き刺さった)。キャラクターなんとか機とか懐かしすぎんよ~。

 

以上でゲーム毎のレビューにしては内容がしっかりしていないので感想という事にしておいた方がいい文章として低レベルな何かを終わる。

 

主催選考の結果と理由

ということでここからは私選考の結果と理由とか諸々を発表する。
応募ページにも書いてあった通り、

1.ゲームとしての形が出来ていなくてもいい→これは前例としてBen.exeなどのゲームが好きなので
2.私の好きなバグったようなウイルスの様な挙動→Remember.exeやCDドライブが勝手に開くなど
3.ストーリーはそこまで重視しません→ストーリーが無くても面白いものは面白い

 の3つ。

作者による贔屓とかそんなことしてたらコンテストじゃないので私の思うexeゲームらしさに最も近かった作品を選ぶ。

私の選んだ作品は…

 

 

QpQ.exeです!!

 え?Cute Kirbyじゃないの?GabaGabaじゃないの?とか言わないでほしい。忖度してないから!!!

Gabaholeは、びっくりさせる方よりも謎解きの方に時間がかかりすぎてゲームのメインと錯覚するレベルだった。ビックリも予想通りのタイミングであまり怖くないし(音ずれるから)うるさいだけになってしまっている。スタアイexeをガバガバ(ゲームファイルそのものも)にした感じで「YJSNPIの復讐」ってタイトルが付きそうな。というかINM.exeで良かった感あるぞ!!ダディーそんなに関係ないし!!!

poopはノーコメント、exeではなくツクールクソゲー的なアレを感じる。文章がおかしくなっているのもSonic.exeの最後のアレみたい。再翻訳して日本語にしてもっと意味不明にしようぜ!!

CuteKirbyはクオリティは高いしビビらせにも来るし一度起動したらもう出来ないのも面白い。票を入れたくなるのもわかる。だけど個人的にはexeゲームよりもkanogutiゲームの方が近いと思った。まとめの所でも書いた通り、Thiscommunicationとかロボットカウンセラーとかを連想した。虐待がテーマというのもどちらかと言えばkanogutiさんが使いそうなテーマ(てか使ってた)だと、The underground explorerからのファンである私は思う。(マウント

29T草はツクールの奇ゲーという印象。ツクール2000だからっていうのもあるが、不穏なセリフやグラデーションの無いマップ、謎の家々、同じ姿のキャラ達などの要素がどうしてもツクール奇ゲーを連想する。初見殺しとか不意打ちでビックリはしたもののツクール2000特有の表現能力の低さがどうしてもネックになっているなと思った。

shotaは私怨、とかは置いといて。普通のフリーADVだよねって思っちゃった。文字化けとか何かしらの片鱗や強制周回とかでもっとバグるみたいなのが見たかった。とか言ったらむっちゃ怒られそう。

QpQはストーリーも無くただクリックするだけだが、クリックによってプレイヤーへ様々な語り掛けが起き、動じず連打するとウィンドウをばらまいてくる(もっとばら撒いてもいいのよ)
ぶっちゃけるとフルスクリーンに近いウィンドウサイズ(ビルダーの機能だから閉じると多分ウィンドウばら撒けない、フルスクリーンだと気づかない可能性、あとティラノはバックグラウンドに生き残るとかできなかった気がするので)にするともっとびっくりできたんじゃないかなと思う。

それぞれexeゲームらしいポイントは沢山あるが、「それexeゲームじゃなくてよくね?」と思ってしまう部分(上記の)がちょこちょこあって、QpQはゲームというかビックリで完結してるのが私的には好印象になった。

 

あとこれも個人的なことだけど、ウディタのexeゲームはexeゲームっぽくないと思っている。フルスクリーンじゃないのとかもあるけど基本システムそのままだともっさりしてる感じとかがそう思う要因なのかも。

 

と言う感じ。
まぁ今回は全く賞金みたいなのも用意できなかったので私が選んだところで全く何の権威もないんですが。

 

以上で総評と主催選考の結果発表は終わりです。
ちなみに投票を行う以前に第2回のテーマを考えていて
もしかすると「creepypasta」になるかもしれません。

アマギフくらいは用意出来たらいいなあとも。

あと宣伝のために私もなんか作ろうかなと思っています(コンテストに応募するわけではない)

と言った感じです。

 

あ、そういえば忘れていました
これ元日にアップされるので

 

あけましておめでとうございます。
新年のあいさつはもしかしたらまた別で書くかもしれません。